【人事必見】採用動画の費用はいくら?相場の目安を徹底解説

お知らせ | 2026.08.17

採用活動において「応募者との最初の接点をどう設計するか」は、多くの経営者・人事担当者にとって重要なテーマです。求人媒体への掲載費、エージェント手数料、採用にかけた社内工数など、採用にはさまざまなコストがかかります。

そうした状況の中で、近年急速に注目を集めているのが採用動画です。文章や写真では伝えきれない「職場の空気感」「働く人のリアルな声」を動画でダイレクトに届けることで、求職者の共感を呼び、応募の質と量を同時に改善できます。

とはいえ、「採用動画は費用が読みにくい」「どこに頼めばいいかわからない」という声も多く聞かれます。費用の相場感を正しく把握したうえで発注することが、期待通りの成果につながる近道です。

この記事では、採用動画の費用相場・種類別の目安・費用が変動する要因を体系的に整理し、採用コストの最適化につながる戦略的な動画活用法をわかりやすく解説します。

【この記事の結論:忙しい経営者の方へ】

  • 採用動画の費用は20万円〜150万円以上と幅広いが、目的・用途・制作体制を整理することでコストは予測できる。
  • 一度作れば採用サイト・SNS・説明会で繰り返し使える長期資産になり、エージェント依存の削減や早期離職の防止にも直結する。
  • バズリンクでは、「何を作ればいいかわからない」状態でも相談OK。採用課題と予算感だけ伝えてもらえれば、一緒に整理するところから始められる。

監修者

田中克樹

株式会社パスポール 代表取締役

田中克樹

東京工業大学/東京工業大学大学院を卒業。2019年に旭化成株式会社に入社し、サランラップの開発を行う。研究者の経歴から「バズらせるには、ロジックがある。」を掲げ、TikTok運用代行サービスを立ち上げバズリンクを設立。累計数十アカウントを支援し、最短で10日で0から2万フォロワーを達成。集客・採用に繋げる踊らないショート動画ノウハウを解説中。

なぜ今、採用動画が注目されているのか

求職者が求める「リアルな社風」の可視化

求職者の情報収集行動は、ここ数年で大きく変化しています。求人票のキャッチコピーや会社概要に加えて、求職者が重視するようになっているのは、「実際にどんな人が、どんな表情で、どんな言葉で語るのか」というリアリティです。

テキストや静止画では伝えきれない「空気感」——社員の笑い声、上司と部下の自然なやり取り、オフィスに流れる時間の質感——これらは動画によって初めて言語化・視覚化されます。人間の脳は動画から得る情報量を静止画の約5,000倍と処理するとも言われており、わずか1〜2分の動画が、何ページもの採用パンフレットを超える訴求力を持つことも珍しくありません。

採用動画は「見せる広告」ではなく、「伝わるコミュニケーション」です。求職者が「ここで働きたい」と感じる瞬間を設計できるかどうかが、採用成否を大きく左右します。

ミスマッチ防止による早期離職の抑制

採用コストの中でも見落とされがちなのが、早期離職によるコストです。入社後3ヶ月以内に退職した場合、再採用コストはもちろん、育成・引き継ぎにかけた工数もすべて無駄になります。厚生労働省の調査によると、入社3年以内の離職率は新卒で約30%、中途でも相当数に上ります。

動画を通じて職場のリアルを事前に伝えることは、入社後のギャップを最小化します。「思っていた会社と違った」という理由での離職を防げれば、採用動画への投資は単なる集客コストではなく、定着率向上への先行投資として機能します。

SNSを通じた潜在層へのアプローチ

TikTok・Instagram Reels・YouTubeショートなど、短尺動画が主流となったSNS環境では、採用動画がオーガニックで拡散する可能性があります。求人媒体に掲載費を払って「待つ採用」から、SNSで自ら情報発信して「出会いに行く採用」へのシフトが可能です。

潜在層——つまり「今すぐ転職を考えているわけではないが、良い出会いがあれば動く層」にリーチできるのは、動画コンテンツならではの強みです。採用動画は求人広告費という「消費」ではなく、自社の採用ブランドを育てる投資として捉えるべきです。

採用動画を導入した企業におこる変化

バズリンクで制作した採用動画を活用した企業の事例では、動画公開から2か月ほどで、面接を1件動画経由で獲得したケースがあります。また、動画を通じて職場のリアルを事前に伝えることで、入社後のギャップが減り、早期離職率の低下につながった企業も少なくありません。

【種類別】採用動画の費用ガイド

インタビュー・社員紹介動画

社員が自分の言葉で「仕事のやりがい」「会社の魅力」を語るインタビュー形式は、採用動画の中で最もスタンダードなタイプです。

  • ローコスト(〜30万円): スマートフォンや一眼レフによる自社撮影+簡易編集。社内で制作できれば費用を大幅に抑えられますが、照明・音声のクオリティに注意が必要です。
  • ミドルレンジ(30〜100万円): 映像制作会社に依頼し、プロの撮影・編集・テロップ制作を含む。企業の採用ページやYouTubeチャンネルに掲載する「標準品質」として選ばれやすい価格帯です。
  • ハイエンド(100万円〜): 複数名のインタビュー、ドラマ仕立てのストーリー構成、プロのナレーション・BGM・カラーグレーディングまで含む本格制作。採用ブランディングに力を入れたい企業向けです。

オフィス紹介・職場見学動画

オフィスツアー形式の動画は、「どんな環境で働くのか」を視覚的に伝えるのに効果的です。

  • ローコスト(〜20万円): 社員がスマホで撮影したVlog風コンテンツ。SNS映えを意識したカジュアルな制作スタイルは、若い世代への訴求に向いています。
  • ミドルレンジ(20〜80万円): ドローン撮影や広角レンズを使ったダイナミックな映像。施設の広さや設備の充実度を印象づけられます。
  • ハイエンド(80万円〜): VR/360度動画によるオンライン職場見学。地方在住の求職者や海外採用にも対応できる、先進的なフォーマットです。

会社紹介・採用ブランディング動画

企業のミッション・ビジョン・バリューを伝える、いわば「採用版企業CM」です。

  • ミドルレンジ(50〜150万円): 経営者メッセージ+現場社員インタビュー+BGMで構成されるオーソドックスなスタイル。
  • ハイエンド(150万円〜): シネマティックな映像表現、プロの俳優・ナレーター起用、多拠点撮影など。採用サイトのメインビジュアルや展示会での放映を想定した、完成度の高い作品です。
動画タイプローコストミドルレンジハイエンド
社員インタビュー〜30万円30〜100万円100万円〜
オフィス紹介〜20万円20〜80万円80万円〜
採用ブランディング50〜150万円150万円〜
SNS向けショート動画〜10万円/本10〜30万円/本30万円〜/本

バズリンクの動画制作

バズリンクでは、予算に合わせて最適な採用動画をご提案いたします。どんな業界の採用でもお任せください。まずは一度、お話を聞かせていただけましたら嬉しいです。

採用動画の費用が決まる主な変動要因

企画・構成・ディレクション費

費用の中でも見落とされがちなのが「企画費」です。どんな動画を作るか、どんなメッセージを伝えるか——この設計フェーズに質の高いディレクターを投入するかどうかで、完成物のインパクトは大きく変わります。

  • 企画・構成・台本作成:5〜30万円
  • コンセプト設計・ブランディング戦略まで含む場合:20〜50万円以上

撮影日数と機材・スタッフの規模

撮影にかかるコストは「人数 × 日数」で積み上がります。

  • カメラマン1名・半日撮影:3〜8万円
  • ディレクター+カメラマン+照明スタッフ・1日撮影:15〜40万円
  • 複数拠点・複数日・ドローン・大型機材使用の場合:50万円〜

複数の部署・社員・ロケーションを撮影する場合は、撮影日数が増えてコストが跳ね上がります。事前に「何を・どこで・何人撮るか」を明確にすることが、無駄なコスト発生を防ぎます。

編集のクオリティとグラフィック加工

「素材は良いのに完成動画がイマイチ」という失敗の多くは、編集フェーズにあります。

  • シンプルカット編集+テロップ:5〜15万円
  • BGM・カラーグレーディング・モーショングラフィック:15〜50万円
  • アニメーション・3D・VFX(視覚効果)を含む高度な編集:50万円〜

テロップのフォント・アニメーション・ブランドカラーへの統一感なども、視聴者への印象を左右する重要な要素です。ここへの投資がブランドイメージの差別化につながります。

費用内訳の目安(中規模制作の場合)

  • 企画・ディレクション:10万円
  • 撮影(1日・2名体制):15万円
  • 編集・テロップ・BGM:20万円
  • 修正対応・納品:5万円
  • 合計目安:約50万円

「予算オーバー」を防ぐために、発注前に確認しておきたい3つのこと

採用動画の費用が読みにくい理由の多くは、発注時に要件があいまいなままになっていることにあります。見積もり前に以下の3点を整理するだけで、追加発注・予算超過のリスクを大きく減らせます。

  • 出演者・撮影場所・カット数:撮影日数とスタッフ規模に直結するため、「何を・どこで・何人撮るか」を最初に決めておくことが大切です。
  • 修正回数の確認:編集フェーズで最もトラブルになりやすいのが「何回まで修正できるか」の認識のずれ。見積もりに含まれる回数と、超過した場合の料金を必ず確認してください。
  • 用途・公開先の共有:SNS用・採用サイト用・説明会用など、使用用途を先に伝えることで、編集の方向性や納品形式が最初から対応してもらえます。

採用動画導入によるコストメリットと採用効果

求人広告費の削減と自社媒体の強化

求人広告(Indeed・doda・リクナビなど)への掲載費は、1掲載あたり数十万円にのぼるケースも珍しくありません。しかも掲載が終わればゼロに戻ります。

一方、採用動画は一度作れば自社の採用サイト・SNS・YouTube・説明会で繰り返し使える資産です。3年間で100名の採用に活用した場合、動画制作費100万円÷100名=1名あたり約1万円のコストに換算されます。

自社媒体(採用サイト・SNSアカウント)を通じた直接採用が増えれば、エージェント手数料(想定年収の30〜35%)への依存も低減できます。年収400万円の人材を5名採用した場合のエージェント費用は約600〜700万円。自社採用力を高める動画投資は、長期的に見て圧倒的なコスト優位性を持ちます。

採用単価(CPA)の劇的な改善事例

採用動画を活用した企業の事例では、次のようなCPA改善が報告されています。

  • Web系スタートアップ A社: 動画導入前の採用単価200万円 → 導入後50万円(75%削減)
  • 製造業 B社: 求人媒体のみ運用時に比べ、動画+SNS運用で応募数が3倍に増加
  • 医療・福祉系 C社: 採用動画をLINE公式アカウントで配信し、面接設定率が1.8倍に向上

これらはあくまで一例ですが、動画が「応募のハードルを下げる」と同時に「カルチャーフィットした候補者を選別する」フィルター機能を持つことを示しています。

長期的な資産としての動画活用

採用動画のROIを考える際に重要なのは、「何年・何回使えるか」という視点です。

  • 採用サイトへの常設掲載
  • 会社説明会・インターンシップでの上映
  • 内定者フォロー用のコンテンツ
  • 既存社員のエンゲージメント向上素材
  • 取引先・パートナーへの会社紹介

採用目的で作った動画が、広報・マーケティング・インナーブランディングにも活用できるなら、その費用対効果はさらに高まります。「採用動画の費用」を単一用途のコストと見ず、複数部門で共有できるコンテンツ資産として設計することが、賢い投資の基本です。

採用動画の「元を取る」投資にするために

採用動画は、公開後も「使い続ける」設計にするかどうかでROIが大きく変わります。以下の視点を割り切れば、かかった費用を山のように回収できる可能性が高まります。複数の定期採用に使い回す・採用以外の用途を意識して作るこれだけでも費用対効果をアップできます。

採用動画を発注する前に確認したいポイント

採用動画の制作を検討する際、採用担当者として事前に整理しておくべき項目を以下にまとめます。

制作スケジュールの目安

採用動画の制作には、一般的に企画〜納品まで1〜3ヶ月程度かかります。採用活動のピークに合わせるには、逆算したスケジュール管理が重要です。

  • ヒアリング・企画提案:1〜2週間
  • 台本・絵コンテ確認・社内承認:1〜2週間
  • 撮影:1〜3日(規模による)
  • 編集・修正対応:2〜4週間
  • 最終納品・入稿:1週間

急ぎの場合はスケジュール短縮プランを設けている制作会社もあるため、相談時に確認してみましょう。

社内調整のポイント

採用動画の制作では、社外の制作会社とのやり取りに加え、社内での調整も重要な工程です。

  • 出演者の選定と了承取得:社員が出演する場合、本人の同意と上長への確認が必要です。事前に出演可能な社員をリストアップしておくとスムーズです。
  • 撮影日の社内調整:業務への影響を最小限にするため、撮影日程は早めに関係部署と調整しましょう。
  • 動画内容・原稿の確認フロー:どの段階で誰が承認するかを事前に決めておくことで、修正の手戻りを防げます。広報・法務・経営層への確認が必要な場合は特に注意が必要です。
  • 自社ブランドガイドラインとの整合:ロゴの使用ルール・カラーコード・フォントなど、ブランドガイドラインがある場合は制作会社に早めに共有しましょう。

著作権・肖像権に関する注意事項

採用動画には法的に注意が必要な点がいくつかあります。

  • 出演者の肖像権: 社員が出演する場合、「どの媒体でどの期間使用するか」を明記した同意書を取得することを推奨します。
  • BGM・楽曲の著作権: 市販の楽曲をそのまま使用するには原則として許諾が必要です。制作会社が著作権フリー音源を使用しているか、または別途ライセンス取得が必要かを確認してください。
  • 制作物の著作権帰属: 完成した動画の著作権が「発注者(自社)」に帰属するか、「制作会社」に残るかは、契約によって異なります。二次利用・改変の権利も含めて、契約書で必ず確認しましょう。

効果測定の指標設定

採用動画の効果を正しく評価するには、事前に測定指標(KPI)を設定しておくことが重要です。

  • 動画の視聴指標:再生回数、視聴完了率、クリック率(CTR)
  • 採用ファネルへの影響:採用ページへの流入数、応募数の変化、応募者の出所(動画経由)
  • 質的指標:書類通過率・面接通過率の変化、入社後の定着率

動画公開後は定期的にデータを確認し、次の制作や改善に活かす仕組みをつくることで、動画投資の効果を最大化できます。

制作会社を選ぶ際の確認ポイント

制作会社によって強み・得意領域はさまざまです。以下の点を事前に確認すると選定がスムーズです。

  • 採用動画の実績・事例:同業種・同規模企業の事例があるか
  • SNS運用との連携:制作だけでなく公開後の運用サポートがあるか
  • 修正回数・追加料金の条件:見積もりに含まれる修正回数と、超過した場合の対応
  • 納品形式:SNS・採用サイト・説明会など、用途に合った形式で納品されるか
  • アフターフォロー:公開後のデータ確認やコンテンツ更新への対応有無

発注前の整理ができていなくても、お気軽にご連絡ください。

「何を流せばいいかわからない」「どんな内容にすればいいか決まっていない」——そんな状態からのヒアリングにもバズリンクはもちろんご対応させていただきます。採用課題や予算感だけ伝えていただければ、一緒に整理するところから始めますので、まずは一度、お気軽にお話しください。

まとめ:最適な費用で最大の採用成果を出すために

本記事では、採用動画の費用相場から種類別の目安、費用を左右する変動要因、そして動画投資がもたらすコストメリットまでを体系的に解説しました。改めて要点を整理します。

  • 採用動画の費用相場は20万円〜150万円以上と幅広く、目的・クオリティ・制作体制によって大きく変わる
  • 費用は「企画・撮影・編集」の3フェーズで積み上がり、こだわりポイントを明確にすることがコスト管理の鍵
  • 動画は「消耗品」ではなく長期活用できる採用資産であり、中長期的なCPA改善・エージェント依存脱却に直結する
  • 「安い動画」ではなく「成果の出る動画」を選ぶことが、採用コストの真の最適化につながる

採用動画への投資を検討する際に最も重要なのは、「いくら安く作れるか」ではなく、「どれだけの採用成果を生み出せるか」です。パートナーを選ぶ際は、過去の実績・成果へのコミット姿勢・SNS運用まで含めたトータルサポート体制を必ず確認してください。

自社の採用課題は、貴社のビジネスと組織の課題でもあります。「まず相談してみる」という一歩が、採用の未来を大きく変えるきっかけになります。採用動画に関するご相談は、ぜひ専門家パートナーへお気軽にお問い合わせください。

採用動画の費用相場はどのくらいですか?

動画の種類・制作体制によって異なりますが、20万円〜150万円以上が一般的な相場です。

社員インタビュー動画はローコストで〜30万円、ミドルレンジで30〜100万円、ハイエンドで100万円〜。オフィス紹介は〜20万円〜80万円〜、採用ブランディング動画は50万円〜150万円以上が目安です。費用の大半は「企画・撮影・編集」の3フェーズで決まるため、どこにこだわるかを事前に整理することがコスト管理の鍵になります。

採用動画にかける費用の元は取れますか?

長期的に活用する設計にすれば、十分に元が取れます。

動画制作費100万円を3年間・100名の採用に活用した場合、1名あたりのコストは約1万円に換算されます。エージェント経由の採用単価(想定年収の30〜35%)と比較すると、圧倒的に割安です。採用動画を採用サイト・SNS・会社説明会など複数用途で使い回す設計にすることで、費用対効果はさらに高まります。

採用動画を作ると早期離職を防ぐ効果もありますか?

はい。職場のリアルを事前に伝えることで、入社後のギャップを小さくできる可能性があります。

厚生労働省の調査によると、入社3年以内の離職率は新卒で約30%に上ります。採用動画を通じて社員の声・職場の空気感を正直に見せることで、「思っていた会社と違った」という理由の早期離職を防ぐ効果が期待できます。採用動画の費用は集客コストではなく、定着率向上への先行投資として捉えられます。